カレーの謳い文句みたいなタイトルからこんにちは。
今回はシェアハウスの探し方についてシェアしていきます。
オーストラリアの家賃は日本と比べると非常に高く、メルボルンのシティで一室借りると、安い物件でも日本円にして月15万ほどかかります。なかなか厳しいですね(>_<)
そのためワーホリや留学などでの一時滞在の場合はシェアハウスに住むのが一般的です。
ただこのシェアハウス、留学エージェントが紹介してくれるホームステイと違って自力で探さないといけません。
やり方自体はシンプル(´ω`*)
「ネットで検索→掲載者にメール→内覧」
なのに、難しい。。
まず、掲載者にメールを送ってもなぜか無視されるww😂
部屋が決まった後もオーナーとお金のことで揉める。
シェアメイトとキッチンの使い方で揉める。
よくある話です。
しかし!
良いシェアハウスに巡り会えるかどうかで、メルボルンライフが大きく変わるのも事実。
筆者は現在メルボルン郊外でシェアハウスを経営しており、この辺の事情にはある程度精通している方だと思います。
これから胸を躍らせて来られる皆さんにメルボルンを100%楽しんでもらえるよう、シェアハウス探しで押さえるべきポイントをお伝えしていきます(*'▽')
もくじ
シェアハウスの探し方
言うまでもなく一番信頼できるのは紹介です。
留学エージェントや、メルボルンに既に住んでいる知人がいたら、いい物件がないか聞いてみて下さい。(ただし内覧は必須です!)
もし周りに頼れる方がいない場合は、DENGON NET・日豪プレス・Gumtree・Facebookの4つを駆使して探します。
DENGON NET
メルボルン特化型の日本人コミュニティサイト。最も物件の掲載数が多く、このサイトだけで家探しを完結する人も多い。
日豪プレス
オーストラリア全土をカバーする日本人コミュニティサイト。物件の掲載数はDengonnetより少なめだが、ここだけの物件もあるので両方チェックするのがベスト。
Gumtree / Facebook
Gumtreeはオーストラリア最大の広告サイトで全文英語。Facebookは検索窓で「Melbourne sharehouse」などと検索すれば、シェアハウス関連のグループがずらずらと出てきます。日本人がいない環境に身を置きたい方はこの2つで探すのがオススメ。
連絡するタイミング
まだ日本にいるのでテレビ電話で内覧したいとか、メールで詳細を教えてほしいというお問い合わせを頂くことがありますが、絶対に内覧してから決めた方がいいです。
オーナーやシェアメイトはどんな人か?
水回りは綺麗か?
部屋は寒くないか?
臭いはしないか?
この辺りは実際に行ってみないとわかりません。
ではその内覧、いつ連絡すればいいのか?
ベストのタイミングは出国前の1週間です。これで受け付けてもらえれば、メルボルンに渡った後すぐに内覧でき、その日にでも入居できるかもしれません。
この連絡が早すぎると、他の人が先に決めてしまう可能性が高いです。また、掲載者は1日でも早く入居してくれる人を探していますので、何週間も前に連絡するとその時点で断られてしまうこともあります。
反対にメルボルンに着いてからの連絡だと、部屋が決まるまでの数日間はバックパッカーやAirbnbに滞在しなければならず、お財布に優しくありません。
連絡したのに返事がない
いい物件を見つけて連絡しても掲載主から返事がないことがあります。
おそらく原因は3パターン。
いずれにせよ返信ぐらいしてよ...って感じですが笑
ただ、相手は会社ではなく個人。
そしてここは良くも悪くも適当なオーストラリア。
「2日後に内覧に来られる方がいますので、その方のお返事次第になります。またご連絡させて頂きます_(._.)_ペコリ」
というような文章を一人一人に送る律儀さはまず期待しない方がいいでしょう。
ではどうするか。
無視されないようにメールするのです。
②、③の場合はどうしようもないので①に焦点を当てましょう。
メールする際は、名前や性別の他に少しでいいので情報を足してください。
・「すぐに入居できる」→一番効果的な言葉です
・「着いたばかりで家がなくて困っている」→筆者なら助けてあげなきゃと思って優先できる場合は優先します。
・掲載者のアピールポイント(駅近、ペットがいる、ピアノがある等)に興味を示す→入居を真剣に考えてくれていると思わせる。
このようにたった一文足すだけで返信率が上がる可能性が高いです。簡単なのでお試しください。
内覧時のチェックポイント
どうしても譲れない条件がある方はメールの段階で聞いておきましょう。たとえば、駐車場の有無、入居者の人数、バスルームやトイレの数などです。
この段階で候補から外れるのであれば、無駄な内覧に時間を割かなくて済みます。
次に、実際に内覧に行った場合のチェックポイントです。
順番に解説していきます。
1.玄関の鍵、部屋の鍵はもらえるか
プチ裏事情ですが、シティのマンションのエントランスキーはカードキーになっており、オーナーが不動産屋から最大で4枚預かっています。(賃貸で一部屋に住んでいい人数は4名以下と決まっています)
しかし5人以上の違法シェアハウスを運営している場合、カードキーが足りずコピーもかなり難しくなっているため、一枚は必ず郵便受けに入れておいて共同で使うといったシェアハウスも多数あります。
鍵を紛失した際のペナルティが高額なところもありますので、この辺の値段も聞いておきましょう。
2.シャワーのお湯はちゃんと出るか
シティの新しいマンションなら問題ありませんが、郊外の家では家庭用給水タンクが小さいが故、シャワーのお湯が途中で水に変わってくることがあります。
どれぐらい連続でお湯が出るか、一度水になったら何分ぐらい待たなければいけないかなど聞いておきましょう。
3.洗濯機とシャワーの使用時間帯は決められているか
深夜は禁止のところもあります。
4.掃除当番はあるか
ほとんどのところはあると思いますが、どこまでが自分たちの仕事か確認しておきましょう。(洗剤、ゴミ袋、トイレットペーパーは自分たちで買い足すのかなど)
5.暖房器具は使用可能か
扇風機は大丈夫なところが多いですが、ヒーターは電気代がかかるため禁止のところが多いです。勝手に使っていてトラブルになったケースもありますので事前確認お願いします。
6.水道、ガス、電気、Wifi料金は家賃に含まれているか
Wifiは固定料金なのでオーナーが払うケースが多いですが、水道、ガス、電気代に関しては、使った分は自分たちで払うというところもあります。家賃に含まれているのを「Bill込み」、自分たちで払うのを「Bill別」といいます。
7.シェアメイトの国籍や男女比
国籍だけで人は判断できませんが、日本人にシャイな人が多いようにお国柄というものは存在します。
深夜に音楽を流す、相部屋でご飯を食べる、大声で電話する、マリファナを吸う
相手の文化からすれば普通のことでも、日本人的には常識がないと思うようなこともあります。日本人の常識が通じるのはやはり日本人です。英語環境がいいという方は、ある程度こういうリスクがあることを覚えておいた方がいいでしょう。
男女比に関しては完全にバラバラです。職場の女の子は周りが全員男性なので移動しようか悩んでいましたが、その一方で、男一人という夢のシチュエーションを満喫しているヤツもいますw(*´ω`*)
8.ミニマムステイの長さ
ミニマムステイとは、最低住まなければいけない期間のことで、2ヶ月ぐらいが平均です。住んでみたけどやっぱり引っ越したいと思った場合、このミニマムステイに縛られて引っ越せない、出て行ったらボンド(敷金)が帰ってこない、ということになりますので、この期間は短い方がいいです。
9.何週間前ノーティスか
ノーティス(Notice)とは直訳すると「知らせる」という意味ですが、この場合「退去日をオーナーに知らせる」という意味で使われます。
明日出て行きますと言われても、オーナーは急に新しい入居者を見つけることはできず、空き部屋を作ってしまうことになります。それを防ぐのがノーティス期間。1ヶ月ぐらいが平均です。
シティかサバーブ(郊外)か
シティの良い点
・職場や学校に近い
・メルボルンらしい雰囲気を感じられる
・(夢の?)タワーマンションに住める
シティの悪い点
・家賃が高く、一部屋あたりのベッド数が多い(4人部屋なのに週$150なんてザラ)
・共同生活するには空間が狭く、騒音トラブルが起こりやすい
郊外の良い点
・家賃が安い
・洗濯物が外干しできる
郊外の悪い点
・通勤通学に時間がかかる
・虫やネズミが出る
引用元:investorsprime
たとえば...
トレーニング好きの人は、ジムやプールがあるシティのタワーマンションがいいかもしれません。ジムに通うとなると、一週間に$18~30ほどかかります。
一人部屋に住みたい方は断然郊外です。シティでオウンルームを借りると週$300ほどは覚悟しなければなりませんが、その点、郊外なら$150程度で借りられます。定期代を差し引いても月4万円ほど郊外の方が安い計算になります。
海外生活中ぐらい節約は程々にしてメルボルンを満喫したい。友達もたくさん作りたい。そんな人はもちろんシティです。
避けるべき地域
カフェや庭園が多く平和なイメージのメルボルンですが、夜は避けた方がいい場所もあります。
キングスパーク、セントアルバンズ、キールバ
ひと昔前までは殺人などの凶悪犯罪が最も多かった地域。今はマシになったらしいですが、地元の人にはまだまだ敬遠されています。
サンシャイン
住人の半数ほどがアフリカからの移民です。昼間から薬物中毒者やドラッグディーラーがウロウロしています。
カールトン
イタリアンレストランやピザ店が並ぶ活気あるエリアですが、夜は酔っ払いも多く、イタリア系マフィアの抗争も時折ニュースになっています。
セントキルダ
海のそばのお洒落な街ですが、夜は売春婦、ドラッグディーラーが徘徊しています。裏路地やひと気の少ない場所に行かなければ大丈夫です。
シティ
留学生やワーホリで来た人の大半はシティに住むと思いますが、犯罪件数No.1は意外にもシティ。
筆者の周りの直近の出来事では、先日同僚がタバコをくれとインド人3人に言われ断ったところ、袋叩きに会い現在入院中。
昨晩は、歩道に停めているバイクを次々に蹴り倒していく通行人がおり、筆者のバイクもアクセル破損。目撃者の証言によるとおそらく麻薬中毒者。
こういった日常的なトラブルだけでなく、人口の集中するシティでは2017年には暴走した車が通行人を跳ねる事件が2回も起こったり、その翌年にはISの思想に感化されたソマリア人による通り魔テロが起こっています。
じゃあ逆に治安がいいのは?と聞かれると、、
比較的危ないと言われているカジノ裏やドックランズ、またクラブの多い場所に夜行かなければシティでも問題ないと思いますが、さらなる安全を求めるのであれば、少し郊外に行ったサウスヤラやコリンウッドというエリアをおすすめします。
サウスヤラの中心を走る「チャペル通り」にはお洒落なカフェやブティックが並び、メルボルンの代官山といった雰囲気です。
コリンウッドにはレンティルという募金だけでご飯が食べられる場所があるのですが、周辺には緑が溢れ、農園や牧場もあります。素敵すぎる場所なので次のブログで詳しく紹介したいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最初はどこがどんな街かわからないため、とりあえずシティに住む方が多いですが(筆者もそうでした😅)、メルボルンには公園の多い東側エリアやヨーロッパ風の南側エリア、港町の西側エリアなど、小さな範囲の中にいろんな街並みがあります。
時間の許す方は一度観光で回ってから家探しを始めることをお勧めします。そしてそのときは、"ほんの少しだけインパクトのある"お問い合わせメールから始めて下さいね(^^)