アロマの定番であり、洗顔石鹸や乳液などにも度々使われるティーツリー(学名:Melaleuca alternifolia)
名前は日本でも定着していますが、実はこのティーツリー、オーストラリアにしか生育していません。分布域もほとんどが東海岸の亜熱帯地域とかなり限定されます。
だからこそバイロンベイに来たら絶対に行ってもらいたいティーツリーレイク🌳✨
ビーチ、灯台、おしゃれカフェなど他の見どころもたくさんありますが、筆者個人としてはここがバイロンベイで一番オススメです!
もくじ
そもそもティーツリーレイクって?
ティーツリーの面白いところは、葉っぱからエキスがめちゃくちゃ染み出しやすいこと。雨が降ると周りには赤褐色の水溜まりができます。
そんなエキス垂れ流しの木なので、湖の周りにティーツリーが群生しているとこんな感じ。
こうした赤褐色の湖は地元の人からティーツリーレイクと呼ばれ、泳いだり岸辺でくつろいだりとヒーリングスポットになっています。
天気がいいと浅瀬は温水プールみたいで気持ちいいですよ♨
ティーツリーエキスの最強すぎる効能
ティーツリーの効能は先住民アボリジニによって昔から知られ、葉はすり潰して皮膚に付け、ケガや皮膚の治療のために使われてきました。
1925年、ティーツリーの精油には当時の一般的な消毒剤に比べて12倍もの抗菌、抗ウイルス作用があることが判明。
毒性もなければ刺激性もないということで、理想的な消毒薬として急速に医療現場に浸透しました。
戦後になって合成殺菌剤や抗生物質が誕生すると、ティーツリーの存在は一度世間から忘れられます。。
しかし、化学薬品の副作用が問題視され始めたり、抗生物質を摂取し続けることで出現する「耐性菌」の問題が浮上すると、そうしたリスクがないティーツリーの精油が再び注目されるようになりました。
実際の使い方としては
- ディフューザーやスプレーを使って吸入することで風邪、花粉症、ハウスダストの症状をやわらげる(抗ウイルス作用・抗感染作用)
- 精油をニキビに塗布してアクネ菌の増殖を抑える(抗菌作用)
- 精油を垂らしたお湯に足を浸けて水虫防止と足裏ニオイのケア。精油を塗布して体ニキビ(背中などにできる赤いボツボツ)治療(抗真菌作用)
つまり、体内に入れることで健康増進効果、肌につけても肌質改善効果が得られます。しかも医療用レベルに強力。それでいて副作用はなし。
日本ではなかなか高級品ですが、こちらバイロンベイでは源泉かけ流し状態。こんなんもう来るしかないでしょ!
ティーツリーレイクへのアクセス方法
ティーツリーレイクはバイロンベイ周辺に3か所かあります。
①Tallow Beach(タロービーチ)
バイロンベイから車で8分+徒歩5分。ティーツリーレイクの周りには遊歩道が整備され散歩が気持ちいい。ただ遊泳禁止。。
②Broken Head Beach(ブロークンヘッドビーチ)
バイロンベイから車で10分+ビーチを徒歩10分。大雨が降った後はティーツリーレイクの水が溢れ、海と湖が紅茶色の川で繋がる。大自然の中にあって秘境ムード。
③Lake Ainsworth(エインズワース湖)
バイロンベイから車で24分。すぐ横に駐車場あり。トイレやベンチなどの公共設備も整っている。そのアクセスの良さから人は多め。
個人的には②ブロークンヘッドビーチのティーツリーレイクがオススメですが、アクセスがわかりづらいのでご説明します。
まずスクショの青丸の場所まで車で向かってください。バイロンベイから南下して、サフォークベーカリーを左折。そのまま真っすぐ行った突き当たりです。
左奥の駐車場に車を停めたら、ビーチに出て右。
しばらくビーチを歩いて行くと、右側に幅50mほどの広い道があります。大雨の後は湖が決壊して、ここに幻の(?)ティーツリーレイクならぬティーツリーリバーが現れます。
そのまま右に進んでいく、もしくは川を辿っていくとティーツリーレイクが現れます。
結構遠浅なので水着がなくても膝まくりでじゃぶじゃぶ入っていけますが、カメラや携帯を落とさないようにご注意ください📸
ティーツリーレイクに半年入ってみた感想
筆者は今バイロンベイに住んでいますが、やっぱり田舎なのであんまりすることはないんですね( ´艸`)
暇さえあれば図書館に行ってブログを書いてるか、こちらのティーツリーレイクで浮かんでます。
別にサーフィンをするでもなくヨガをするでもなく、毎日仕事をして、夜はキャンプ場で車中泊という不健康な生活をしているにも関わらず、ここ半年ほど顔にニキビができず体調も崩さず、メルボルンでは耳鼻科に通っていたほどひどかった鼻詰まりや鼻血もなくなりました。
温泉と一緒で絶対にそれのおかげとは言い切れませんが、健康になる要素がこの湖ぐらいしかないので(それはそれでやばい)やっぱり効いているのかなと思います。
あと、ティーツリーレイクに浸かっているとき凄くリラックスできているような気もします。海でも川でもプールでも、水に使ったら基本的にリフレッシュできるとは思うんですが、なんかそれだけではないんですね。
地球ってすげえ
ヒッピーでもなく、夜景を見ても感動しない無感情な自分がこうなるわけです。
この思考はティーツリーの効能なくしてありえません(笑)
まとめ
抗菌、抗真菌、抗ウイルス、抗感染症作用があり副作用のないティーツリーオイル。
「そうは言っても所詮アロマオイル。香りが良くてちょっと体にいいぐらいでしょ?」と思われるかもしれませんが、ティーツリーのエッセンスはオーストラリアの薬事法で抗菌剤として扱われるほど効果は絶大です。
ティーツリーの湖でプカプカ浮いているだけで
「傷、炎症、にきび、水虫、体臭、アトピー、感染症」への効果を同時に享受できるって凄すぎませんか!?
ティーツリーレイクはもはやオーストラリア版の温泉。
温泉より冷たいけど、効果に至ってはそれ以上かもしれません。
ゴールドコースト、バイロンベイ方面へお越しの際はぜひお立ち寄りください🤗